この一年の間に有り難い事に生地さんが、お子さんから大人の生徒さんまで増えてまいりました。ピアノは認知機能、知的能力の高まり何より音を聞くことで精神的な癒し効果が出来るとされます。
ストレス社会と言われる昨今ですが、ストレス緩和に役立つとお考えになられるのかと推測されます。ただ、ピアノを習うというお稽古は他のお稽古に比べて多忙な日々の生活の中に練習するという、リスクが伴います。
その様な中に有っても、生徒さんの中には特に中学に進学されてもレッスンに通って下さっている方が多くおられます。しかも帰宅部ではなく其々の運動部に所属し、クラブ活動も充実せれている事は本当に素晴らしいと思います。レッスンの成果を合唱の伴奏に生かし楽しんでいる様子は教えるものとしての喜びでもあります。


さて、以前にもご紹介しておりましたが、レッスン内容をご紹介させて頂きます。どんなに小さいお子さん(3歳児)にも、指の教化と楽譜を読む力を付けて頂くコンセプトは変らず指導にあたらせて頂いており、ただし年齢が低い生徒さんに関しては、童謡やリズム打ち等ノートに音符を書いて覚える等、しかし幼児教育の接点がありますのでその点はご父兄のご承諾を頂きながら、また私自身の技術向上に努めている現在でございます。指の教化練習はハノンを用いて一本一本の指を見ながら脳と指の動きが一致するメソッドです。教本は楽譜を読むイコール楽譜通り演奏に必要なテクニックや楽典的な要素が体系的にプログラムされている。バイエルを使用。40年以上も色々な教本を使って見ましたが、楽譜を読む力と指のタッチの多様性を持つためには「ハノン・バイエル」はオーソドックスですが鎌田教室の使用させて頂いております。
今から200年前当時音楽教師のフェルデナンド・バイエルさん(ドイツ人)バイエル教則本とシャルル・ルイ・アノンさん(フランス人)ハノン教本ですからピアノを勉強する方の為に書かれた楽譜であることは頷けます。
バイエルに関してはその生徒さんの能力に応じ教本を体系図けて指導しております。また、音楽的な分析「アナリーゼ」を使い生徒さんに分析をして曲の構成を認識してから
演奏に入ります。下の楽譜はアナリーゼした楽譜です。
生徒さんに取りましては難しい事のと周知しておりますが、バイエルを習得された後は読譜力が付き「多様な曲」に挑戦し楽しんで演奏できるスキルを身に付けていらしゃる姿を見る事が出来るのは、教えるものとしてとても嬉しい限りです。

























